VG21 センチュリー


発売期間 1973(昭和48)年4月―1977(昭和52)年1月

昭和48年排ガス規制適合、4Vエンジン(V型8気筒3,376cc)、外観一部変更などでVG21となる


フロントグリルの格子、ウインカーレンズの色、バンパー形状の変更 など




テールランプのデザイン、レンズのカラー、リフレクタの変更、シーケンシャルウインカーの廃止 など




パワステが全車標準装備(VG20ではB,C仕様にOP、D仕様に標準)
C、D仕様にコンソール付セパレートシート車を追加




オートドライブのスイッチノブ(左VG20、右VG21)




安全性を考慮しラジオ用電動ポールアンテナを沈頭式に変更(左下VG20、右下VG21)




安全性を考慮しフェンダーミラーを可倒式に変更




ステアリングロック採用に伴いイグニッションスイッチ位置変更
ライトスイッチがロータリ式に(上VG20、下VG21)
ワイパー連動ウォッシャ機構採用





4V型3,376ccエンジンに変更、全車レギュラーガソリン使用
空冷式オイルクーラー採用 など



1974(昭和49)年6月、一部改良(VG21-001837〜)

フルトラ点火、電動ミラー、間欠ワイパー、ワンタッチ式パワーウインドウ、MT車(Bタイプ)廃止
オートドライブ装置が電気式から電子式に変更
 →設定方法がプリセット方式から現状車速設定方式に変更
リアウインドシールドアンテナ採用(電動ポールアンテナ廃止)





スピードメータの速度範囲塗色変更
シート表皮、意匠の変更
リアドア内装の鳳凰マーク廃止(悲!!) など


1975(昭和50)年5月21日、一部改良(VG21-002700〜)

トヨタ触媒方式「TTC-C(トヨタ・トータル・クリーン・システム―キャタライザー)」を採用した4V-U型エンジンを搭載して50年排出ガス規制に適合
これにより最高出力170HP/5,400rpm、最大トルク26.5mkg/3,600rpmに低下
車両重量が35kg増加、これに伴いタイヤの空気圧が2.2kg/cm2から2.3kg/cm2に変更
触媒の採用により各配管、パネルなどの取り回し、形状などの変更多数


1976(昭和51)年4月以降、トランク左側に「TTC-C」のエンブレムが付く





以下、前期型カタログより抜粋
主要諸元
車型 Dタイプ Dタイプ
(セパレートシート)
Cタイプ Cタイプ
(セパレートシート)
Bタイプ
型式 VG21-D VG21-D(S) VG21-C VG21-C VG21-B
型式
(後期カタログより)
VG21-DU VG21-DU(S)
セミセパレートシート車は
VG21-DU(J)
VG21-CU VG21-CU(J)
※セミセパレートシート車
廃止
●寸法、重量(括弧内は後期、TTC-C採用後)
長さ(mm) 4,980
全幅(mm) 1,890
全高(mm) 1,450(1,460)
ホイールベース(mm) 2,860
トレッド 前(mm) 1,530
トレッド 後(mm) 1,540
最低地上高(mm) 175
室内長(mm) 1,970
室内幅(mm) 1,520
室内高(mm) 1,110
車両重量(kg) 1,840(1,875) 1,830(1,865) 1,790(1,825) 1,780(1,815) 1,765
乗車定員(名) 6 5 6 5 6
車両総重量(kg) 2,170(2,205) 2,105(2,140) 2,120(2,155) 2,055(2,090) 2,095
●性能(括弧内は後期、TTC-C採用後)
最高速度(km/h) 170(160)
登坂能力(tanθ) 0.43 0.56
最小回転半径(m) 5.7(車体6.2)
●エンジン(括弧内は後期、TTC-C採用後の4V-U型)
型式 4V(4V-U)
形式 V型8気筒OHV
内径×行程(mm×mm) 83.0×78.0
総排気量(cc) 3,376
圧縮比 8.5
最高出力(ps/r.p.m) 180/5,400(170/5,400)
最大トルク(kg・m/r.p.m) 28/3,600(26.5/3,600)
燃料タンク容量(L) 90
バッテリー(V-AH) 12-60
ゼネレータ(V-W) 12-960
スターター(V-kw) 12-1.0
●走行伝導装置
クラッチ 前進3段全自動
3要素1段・2相式トルクコンバータ
乾燥単板油圧操作式
トランスミッション 前進3段後退1段
オートシンクロメッシュ
操作方式 リモートコントロール
変速比 第1速 2.400 3.275
 〃  第2速 1.479 1.642
 〃  第3速 1.000 1.000
 〃  後退 1.920 3.553
減速歯車形式 ハイポイド・ギヤ
減速歯車比 ※3.900(中期3.909、後期4.100) 3.909
ステアリング形式 パワーステアリング
(リンケージ型)
  〃   歯車比 18.5
前車軸形式 ストラット型
後車軸形式 半浮動
主ブレーキ形式 油圧内部拡張4輪制動
ブレーキ(前) ディスクブレーキ
 〃  (後) リーディング・トレーリング
駐車ブレーキ 機械式後2輪制動
●懸架装置
前輪懸架方式 独立懸架空気式
後輪懸架方式 トレーリング・アーム・コイル式
スタビラーザー トーションバー式(前)
ショックアブソーバー 複動筒式(前後)
タイヤ 7.35―14―6PR
カタログでは前期が3.900、解説書では3.909となってます。実際には3.909だと思います。



塗色名 コード 車両形式、他
神居エターナル・ブラック 202 全車種
富士ノーブル・ホワイト 017 C、D仕様(S49/6改良時に廃止)
摩周カーム・ブルー 837 C、D仕様
飛鳥ソーレム・マルーン(新色) 322 C、D仕様
飛騨フォレスト・グリーン(新色) 656 C、D仕様(S49/6改良時に廃止)
志摩レイディアント・シルバー(新色) 123 全車種
桂ロードリー・ブラウン(新色) 429 C、D仕様(S49/6改良時に廃止)
室内色はグレー(S49/6改良時に廃止)、ダークブルー、クリーム、ブラウニッシュグレー、グリニッシュグレー(S49/6改良時に廃止)の5色。


1977(昭和52)年1月、昭和52年排ガス規制適合、C-VG30へ。



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