突起部形状最適化

2009(平成21)年1月1日以降の新車に外部突起規制が適用されることに伴い、2008(平成20)年1月の仕様変更で規制に引っかかる部分の形状が変更されました。
結局この規制はズルズルと伸びて、施工は2017(平成29)年になりました。

 

どういう内容かとざっくり申しますと、車の外部に直径100mmの球体をコロコロして当たる部分をすべて半径2.5mm以上滑らかにしなさいよ、という規制です。但し、高さ5mm以下の突起については適用外ですよと。

 

この変更点はかなり細かいところなので、変更前の車と変更後の車を並べて見比べてみました。
変更箇所と、その違いは次の通りです。

 

・フロントバンパーカバー

変更点は見つけられませんでした。

 

・フロントバンパーモールディング

変更点は見つけられませんでした。

 

・ラジエーターグリルエンブレム

変更前に比べわかりやすくエンブレム本体が薄くなってました。

変更前

変更後

 

・ラジエーターグリル

外枠の内側の角度がR2.5mm以下のようで、これとインナーグリルとの高低差を5mm以下に抑えるため、外枠に一部切り欠きを入れてインナーグリルを前面に押し出してきています。

左が変更前、右が変更後、よ~~~く見てください!

 

これはかなりしっかりのぞき込まないと気づきません!

 

・ウインドシールドモールディング

これもかなり微妙ですが、ウインドシールドアウトサイドモールディング(メッキモール)の内側の樹脂パーツの形状が変更されて、メッキモールを覆っている部分が多くなっているようです。

左が変更前、右が変更後
この変更点を見ると、寒冷地仕様車は変更なしかもしれませんね。

 

・ホイールオープニングモールディング

よーーーく見ると違うような気がするけど、はっきりとはわかりませんでした。

 

・ドアアウトサイドハンドル

全く同じものにしか見えませんでした。

 

・クオーターピラーエンブレム

 

左が変更前、右が変更後
輪郭の角が取れて丸みを帯びたのと、月桂樹のモチーフの角も丸くなってます。

 

・リアエンブレム

20年以降でリアカメラ無の車体がないので比較できず。

 

・リアコンビネーションランプ、リアランプ

変更点は見つけられませんでした。

 

・リアバンパーモールディング

変更点は見つけられませんでした。

 

・リアライセンスプレートモールディング

ピントが合わずボケてしまいましたが、部分の角が取れて丸くなってます。

 

2020年12月05日