1987(昭和62)年9月
内外装一部変更、4AT化(A340E型)、TEMS(Eタイプ)、4輪ESC(Eタイプ)採用などの性能アップでVG40中期になりました。
※一般的に「中期」と呼ばれているので高級車マニアでも「中期」しています。
■1987(昭和62)年9月 マイナーチェンジ
●車両型式の記号解説
E | ― | VG40 | ― | G | E | S | Q | E |
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53年排ガス規制適合識別記号 | 車両型式 | 車種表示 | ボデー形状 | トランスミッション 形式 |
グレード | 燃料供給 方式表示 | ||
E:等価慣性重量1t超 | G:トヨタ・ センチュリー |
E:4ドアセダン | S:4速コラムシフト (A340E) |
G:D仕様 | E:EFI | |||
P:4速フロアシフト (A340E) |
Q:E仕様 |
主な変更点
・外観変更
グリル、ヘッドライトが面一化されました。
コーナリングランプが新設されました。
→スモールと兼用、ダブル球。
そのほか、フェンダーマーカーの大型化などがあります。
テールレンズがスモーク化、リムがクリアレッド塗装、TOYOTAマークがゴールド塗装されました。
ホイールキャップのデザインが変更されました。
フィンが40本になり指が入りやすく、洗いやすくなりました。
2分割になっていて、センター部を外せば同年代のクラウンと共通してます。
外板色
神威エターナルブラック以外はすべて新色、マイカになりました。
・内装変更
デジタルメーター、スーパーモニタリングシステムが採用されました。
ステアリングのデザインが変更され、チルト・テレスコ機能が追加されました。
センターコンソール(FAT車)が大型化されました。
リアドアアシストグリップが復活しました。
ドアトリムのパッドの厚さが増しました。(約10mm)
リアスピーカーが増設されました。(Eタイプ)
リアドアカーテンが設定されました。(Dタイプはオプション)
■車両仕様
この時点でエンジン性能諸元がグロス表示からネット表示に替わりました。
型式 | E-VG40 | ||||
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グレード | Dタイプ | ← | Eタイプ | ← | ← |
類別区分番号 | 019 CAT |
020 FAT |
021 CAT |
022 CAT 助手席セパレート (1人掛け) |
023 FAT |
車種 | GESGE | GEPGE | GESQE | ← | GEPQE |
寸法 | |||||
全長(mm) | 5,120 | ||||
全幅(mm) | 1,890 | ||||
全高(mm) | 1,450 | ||||
ホイールベース(mm) | 2,860 | ||||
トレッド 前(mm) | 1,550 | ||||
〃 後(mm) | 1,555 | ||||
室内長(mm) | 1,940 | ||||
室内幅(mm) | 1,545 | ||||
室内高(mm) | 1,110 | ||||
最低地上高(mm) | 165 | ← | 155 | ← | ← |
車両重量・定員 | |||||
車両重量(kg) | 1,790 | ← | 1,830 | ← | ← |
定員(名) | 6 | 5 | 6 | 5 | 5 |
車両総重量(kg) | 2,120 | 2,065 | 2,160 | 2,105 | ← |
性能 | |||||
最小回転半径(m) | 5.7(車体6.3) | ||||
燃料消費率(km/L) | |||||
60km/h定地 | 6.1 | ||||
10モード | 12.5 | ||||
エンジン | |||||
型式 | 5V-EU | ||||
内径×行程(mm) | 87.0×84.0 | ||||
総排気量(cc) | 3,994 | ||||
圧縮比 | 8.6 | ||||
最高出力(PS/rpm) | 165/4,400 | ||||
最大トルク(kg・m/rpm) | 29.5/3,600 | ||||
機関重量(kg) | 202 | ||||
点火順序 | 1-8-4-3-6-5-7-2 | ||||
燃料タンク容量(L) | 95 | ||||
動力伝動装置 | |||||
変速比 第1速 | 2.804 | ||||
第2速 | 1.531 | ||||
第3速 | 1.000 | ||||
第4速 | 0.705 | ||||
後退 | 2.393 | ||||
最終減速比 | 3.583 | ||||
タイヤ | 205/70R14 93S (空気圧 1.9kg/cm2) |
← | ← | ← | ← |
ホイール | 5.5J×14 +27 PCD 114.3-5H ハブ径 67 |
← | ← | ← | ← |
□1989(平成1)年5月、一部改良
シフトロックシステムが採用されました。
コンソールボックス蓋を横開きから前開きに変更、脱着式内蓋を設定、内部容量が大きくなりました。
本革グレー内装が追加されました。
リアドアアシストグリップが水平方向から斜め方向へ変更されました。(VG35と同じタイプです。)
□1989(平成1)年11月、リムジン発売
VG40-GESQE(Eタイプ、コラムシフト車)をベースに、VG40改「センチュリー・リムジン」が発売されました。
詳細は「センチュリー・リムジン」のページにて。
画像は「VGリムジン画像集」のページにて。
□1990(平成2)年9月、一部改良、車種整理 (VG40-001009~)
・車種整理
ホイールベース(後席空間)を150mm延長したLタイプ(VG45)が登場しました。
VG40-GESGE(Dタイプ、コラムシフト車)が廃止になりました。
リムジンはVG45-GESQEベースとなり、VG45改になります。
・内装一部変更
従来木目フィルムだったパネルに、本木目パネル(ウォールナット)が大幅に採用されました。
ダッシュボード内の木目フィルムが廃止され、内装色と同色になりました。
リアセンターアームレストが大型化されました。
リアシートクッションが標準設定→オプション設定になりました。
ラゲージドアトリム、ウエスハンガー、羽毛ハタキケースが新設されました。
・その他
A340E型ATのギヤ比を変更したA343E型オートマチックトランスミッションに変更されました。(第4速 0.705→0.753)
4輪ESCの名称が4輪ABSに変更になりました。
■車両仕様
型式 | E-VG40 | E-VG45 | |||
---|---|---|---|---|---|
グレード | Dタイプ | Eタイプ | ← | Lタイプ | ← |
類別区分番号 | 026 FAT |
028 CAT |
029 FAT |
001 FAT |
023 CAT |
車種 | GEPGE | GESQE | GEPQE | GEPQE | GESQE |
寸法 | |||||
全長(mm) | 5,120 | ← | ← | 5,270 | ← |
全幅(mm) | 1,890 | ← | ← | ← | ← |
全高(mm) | 1,450 | 1,430 | ← | ← | ← |
ホイールベース(mm) | 2,860 | ← | ← | 3,010 | ← |
トレッド 前(mm) | 1,550 | ← | ← | ← | ← |
〃 後(mm) | 1,555 | ← | ← | ← | ← |
室内長(mm) | 1,940 | ← | ← | 2,090 | ← |
室内幅(mm) | 1,545 | ← | ← | ← | ← |
室内高(mm) | 1,110 | ← | ← | ← | ← |
最低地上高(mm) | 165 | 155 | ← | ← | ← |
車両重量・定員 | |||||
車両重量(kg) | 1,800 | 1,840 | ← | 1,890 | ← |
定員(名) | 5 | 6 | 5 | 5 | 6 |
車両総重量(kg) | 2,075 | 2,170 | 2,115 | 2,165 | 2,220 |
性能 | |||||
最小回転半径(m) | 5.7 | ← | ← | 5.9 | ← |
燃料消費率(km/L) | |||||
60km/h定地 | 6.1 | ||||
10モード | 11.8 | ||||
動力伝動装置 | |||||
変速比 第1速 | 2.804 | ||||
第2速 | 1.531 | ||||
第3速 | 1.000 | ||||
第4速 | 0.753 | ||||
後退 | 2.393 | ||||
最終減速比 | 3.583 | ||||
タイヤ | 205/70R14 93S | ← | ← | ← | ← |
■1992(平成4)年12月
運転席エアバッグ、内外装一部変更、装備などの仕様変更でE-VG40(後期)へ。